消防用設備解説①
消火器の使い方
こんにちは!日々,色々な物件で消防訓練に携わっています。
その際に参加者の方にお話を聞くと実際に消火器を使ったことのある方はほぼ居ません。
私も消防設備業に携わる前は触れたことすらありませんでした(笑)
実際の消火器に書かれている使用方法です。
1.安全栓を引き抜く
2.ホースを外し火元に向ける
3.レバーを強く握る
使うだけならこれだけなので簡単です。しかし、、、
実際に火事になった際の使用状況を想定してみてください。
都合よく直近の場所に消火器があればよいのですが,
ほとんどのケースで近場まで取りに行く必要があります。
延焼が拡大する中,冷静に普段通りの行動が出来る人は中々いないと思います。
日頃から設置場所の確認,使い方を意識する事が重要です!
1.安全栓を引き抜く
実際は安全栓が外れないようにシールやプラスチックの留めで固定されています。
少し力を加えれば上方向に引き抜けます。
2.ホースを外し火元に向ける
ホース掛けにホースが引っ掛けてあるので外すだけです。
3.レバーを強く握る
ホースを火元に向けて握れば消火薬剤が放出されます。
これで消火器の使用自体は問題なく行えるかと思います
しかしながら,これだけでは不十分です
消火器のラベルに放射時間と放射距離という項目があります。
気温20℃の条件下で内容物の消火薬剤が何秒間使用でき,何m届くかという事を示しています。
一般的な粉末消火器10型ですと10数秒,4~6m程になっています。
つまり
使い始めてから10数秒後には使えなくなる
6m程しか届かないので火元に近づく必要がある
これらの項目も実際に使用する状況ですと大事な要素だと感じています。
実際の火災に想定するような意識と行動を心掛けることが重要です。
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