消防用設備解説②
消火栓とは・・・屋内消火栓と屋外消火栓
こんにちは!GW目前の久々の投稿になります!
今回の内容は前回の消火器の使い方の内容と同じくらい身近かつ重要な設備の説明です。
消火栓って何??
まずこの疑問が浮かぶと思います。簡単にイメージすることができるのは消防士が火事の際にホースを使って火を消す設備です。
この設備は消防車に備え付けられているポンプで地下や地上の水源の水を給水しホースで放水し延焼を防ぐ設備です。
上記の設備に類似し、
消防車(ポンプ車)→施設内のポンプ、電動機設備
地上や地下公共の場の水源→施設内の地下水槽、横置き水槽等の水源
これらに置き換わったものが屋内消火栓、屋外消火栓と呼ばれる設備になります。
簡単にまとめると、
該当施設の建物の屋内にある消火栓は屋内消火栓
該当施設の建物の敷地内かつ屋外にある消火栓は屋外消火栓
(敷地内の屋上(屋外)にある屋内消火栓等の例外は多数ありますが、大まかなイメージとして)
前置きの説明が長くなりましたが、、、
自分で操作して火災の延焼を防ぐことができる設備です。
操作方法を知らなければ使うことが出来ず高いコストを支払って備え付けている意味がありません。
消火栓の種類
消火栓を使う上で重要なことがあります。
2人以上での操作が必要になる消火栓・・・1号消火栓
1人での操作が可能な消火栓・・・易操作性1号消火栓、2号消火栓、広範囲2号消火栓
というように種類が分かれています。どの消火栓が備え付けられているのか日頃から認識しておく必要があります。
消火栓箱の内部に型式や消火栓の種別等の表示があります。消火栓箱の外部にもシール等の表示で明示してある
消火栓もありますので意識付けが必要です。
上記は1人操作可能な易操作性1号消火栓の外部の箱面に張り付けてある表示と消火栓箱内にある操作方法です。
上記は2人以上での操作が必要となる1号消火栓の操作方法です。
使用方法を比較しただけでは大きな違いはわかりません。
手順や操作に違いはありますが、何故1人操作、2人操作の違いがあるのか?が判らないと思います。
明確な違いはこちら
易操作性1号消火栓
ホースの形が保たれていて、通水していなくても形は変わらない
1号消火栓
ホースが平らで、通水すると丸く膨らむ
これらの特徴を把握してから実際に使うことを想定して使用方法を確認すると違いが分かりやすいと思います。
次回のブログでは実際の使用方法と対比して説明していきます。
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