消防用設備解説⑤
こんにちは!久々の更新になります。段々と暑さも和らいで過ごしやすい気候になってきましたね。
建物の中は暖かく、消防用設備点検の作業中は未だに汗だくで作業させていただいております(笑)
今回からは消防用設備と種類について発信させていただきます。
消防用設備って何??そもそも消防用設備って何があるの??という根本的な疑問を解決する為に設備の種類と特徴を紹介していきます。
消防用設備とは、、、
簡潔にまとめると火災が起きた際に消火活動、避難活動に役立つ設備を指します。
以下に例を挙げていきます。
消火器
火災が起きてすぐに使うことで延焼を防ぎます。あくまでも初期消火(出火して 1~2分程の火が広がっていない状態)
に対して有効であり、天井等に到達するくらいの勢いでは鎮火することは出来ないとされています。
屋内消火栓
過去の消防用設備解説②でも記載しましたが、初期消火を目的とした設備です。
ホースから水を出して火元に向かって掃くように消火活動を行います。
水源から水を補給しポンプによってホースの筒先まで水が送られます。人が操作して使用する設備です。
スプリンクラー設備
火災発生時に大量の散水で初期消火を主な目的とする設備です。
商業施設や 病院等の天井面でよく見ることがあるのがスプリンクラーヘッドと呼ばれるものです。
多く用いられる物として、スプリンクラーヘッドは、火災時の熱で容易に溶ける合金や火災の熱で破裂する
揮発性の液体を満たしたガラス球で封じられています。
火災時に上記の合金の融解、ガラス球の破裂によりスプリンクラーヘッドがはじけて内部を満たしていた水と圧力が外に逃げます。(減圧)
この減圧を機械が察知して自動的にポンプが回り、スプリンクラーヘッドがはじけた箇所から散水がはじまります。
ここまでは人が操作して使用する設備ではありません。
例外的に、スプリンクラーヘッドの届かない範囲を補うために補助散水栓というホースから
水を出して火元に向かって掃くように消火活動を行う設備があります。
これは屋内消火栓の時に記載したものと類似していますが異なる設備の為注意が必要です。
スプリンクラーの解説の際に記載しようと思っています。
今回はここまでです。次回は泡消火設備、避難器具、自動火災報知設備等のその他の消防用設備についてまとめていきたいと思います。
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